いきなりですがみなさん、きゅんしてますか?
このまえ、きゅんとか口で言っちゃう系ゆるふわ女子の相手をしてきたので、今回はその時の体験談を紹介していきます!
それでは、きゅんです!
出会いはPCMAXの掲示板
年度末の残業に追われていた僕の精神は最高に病んでいて、気づくとPCMAXの掲示板にこんな投稿をしていました。
末期ですね。同性愛にまでチェック入れてる辺りかなりひどいです…
まさか、これで連絡が来るとは思っていなかったのですがなんと20歳の女の子からメッセージがきました笑
プロフィールを見ると
♀ マキロン
年齢 | 20 |
地域 | 東京都 |
職業 | ひみつ |
体型 | 普通 |
血液型 | ひみつ |
マキロン…?
謎のハンドルネームで不安したが、もう誰でも良かったのでやり取りをしてみることに。
ものすごい頭が弱そうなメッセージを送ってくる子でしたが、がまん強く10通くらいでラインをゲットしました。
プロフィールは友達と写っている写真。業者ではなさそうで安心。
なまえはまいちゃんだそうです。なぜマキロンだったのかは、めんどくさくて聞いてません笑
しかしです。それからのラインもなかなか苦行でした…
なんなんでしょうか。この絶妙な噛み合わなさは。
ただでさえストレスで死にそうなのに、この子は僕の頭皮にミステリーサクル級の円形脱毛を発症させる気なのでしょうか?
しかし、その後のやり取りでなぜか奇跡的にアポが確定。
さて、まいちゃんはどんな子なのでしょうか?
すでに不思議っ子オーラ全開ですね。こ◯ん星から来たとかいい出しそうです。
はたして、僕の精神は持つのでしょうか。
待ち合わせ当日
待ち合わせは渋谷のモヤイ像前。
ようやく連勤が明けた僕は、死んだ魚の目で人並みを眺めていました。
時刻は19時。
それらしい女の子はまだいませんね。まあ、気長に待ちます。
19時20分…
ラインに連絡もないので電話してみることにします。
(^ρ^)
あれですね。トイレでう◯こ頑張ってるんですかね。きっと。
(^ρ^)(^ρ^)
帰りましょうかね、もう。
帰ってしこたまストゼロをキメて寝ましょう。
諦めて駅に向かっていると着信が。
まい:もしもし、どしたの?
僕:どしたのというか、そっちがどうした。さすがに連絡するでしょ?
まい:え、今向かってるよ。
僕:うーんと、今何時?
まい:えと、あ。ごめんなさい約束7時だったね。あと10分くらいで着く〜
僕:…そっか。じゃあ待ってるね。
耐えた僕は大人です。というか、この子は社会で生きていけるのでしょうか。
モヤイ像の前に現れたのは
10分後、小走りで女の子が走ってきました。
まいちゃんです。急いで来ただけ許してあげましょう。
顔を見ると…
なんか、オカメインコっぽい。
決してブサイクではないんですが、なんか全体の特徴がオカメインコなんですよね。目元とか。
まあ、ルックス的には中の上といったところでしょうか。
ごめんなさい!色々支度してたら遅くなっちゃた。
あ、うん。なんか急いできてくれたみたいだし、許すよ。
よっかたぁ。電話でおこだったから怖かった(´・ω・`)
う、うん。いこっか。おなかすいてる?
さっきスタバでコーヒー飲んでたから、まあまあかな〜
しれっと遅れた理由であろう要因をゲロりましたが、スルーしてお店に向かいましょう。
店イン!
安くてそれなりに美味しいバルへ入店。
何食べる?
んー牛さんがいいな!
(…牛さんとか口で言う子はじめてみた。)
おけ。お酒は呑む?
んー私は呑めないからいいやぁ。
…うん。
シラフで対応できる気がしないので、僕の分だけのお酒と適当に肉料理をオーダー。
えっと、まいちゃんは学生?
そだよー。いっぬのトリマーさんめざしてる!
あー、たしかにっぽい。
そうかなー?でも、学校行ってみるとそんなに動物好きじゃない事に気づいちゃったんだよね。
なるほどねー。確かに憧れと現実は違うからねー。じゃあ何になりたいの?
うーん、フクロウカフェの店員さんかなー
あれ、動物好きじゃなかったんじゃ?
ううん。鳥さんは別〜
そっか!(^ρ^)
もう返事も適当になってきます。
で、出会い系にはなんで登録してるの?なんか、恋愛興味無さそうだけど?
いや、あるよ〜 なかなか話し合う人周りにいなくてね。きゅんしたいよ〜
おそらく、この子と話が合うのは宇宙人くらいじゃないでしょうかね。
でも、せっかく会うまでに至ったのでせっかくなら爪あとを残したい。
じゃあ、試しに僕とかどう?
えー無理。なんか私に話し合わせてばっかだし、もっと引っ張ってくれる人がいいな。
プチン。何かが僕の中でキレました。
そっか。そんな言い方するならもう帰るわ。
え、おこなの?ごめんなさい。(´・ω・`)
うつむいてしまいました。
なんかいじめてるみたいで、周りの視線が痛い。
僕はここからどうするのが正解なのでしょうか?
独特な恋愛観の女の子だった。
ごめん。あまりにもバッサリ切られて、なんかムキになちゃった。
…。じゃあ、私のこと理解してくれる?
うん?
私こんなんだから、いつも空気読めなくて周りから嫌われてばっかなの。
そっか。
だから、理解してほしいな。ダメなとこもちゃんと言って欲しい。
えっと、それは付き合うってこと?
うん、でも私結婚前提じゃないとエッチもしたくないし、キスもしたくない。
いろいろと古風な価値観。そして重たすぎる…
しかし、どうしよう。僕はこのゆるふわ系女子とうまくやっていけるのでしょうか?
出した決断は…
そ、そっか。じゃあ、友達から始めようか!
うん!毎日1時間は電話してね!あと、おはようとおやすみの連絡も絶対だよ!
お、おう。
ふふ。嬉しいな!会ったばっかだけど、仲良くなれそうな気がする!
さっきスゴく拒否してきたのに、なんなんでしょうかこの子は。
そして、束縛もすごそう。
メンヘラと不思議系が合わさった、かなりやばい女の子なのかもです。
しかし、今後のやり取り次第ではセフレになれるかもしれません。
ひとまず、ラインを続けることを約束してこの日は解散。
エッチは出来ませんでしたが、新たな種をまいたということでよしとしましょう。
後日談
まいちゃんとのやりとりの結末は、翌日のラインであっさりと終わりを迎えます。
このラインの後、4コールほどさらに追い電話がありました。
丁度この時は朝の通勤電車。
振動を続ける携帯にうんざりした僕は、静かにまいちゃんをブロックしました。
僕には手に負えない女の子でした。きゅんはもう当分いいです。